2008年最後の更新は、特にお世話になったこの2店の記事を。
年末の忙しい中、2日続けて築地へと。予想通り場内も場外も店の前には大行列。
マグロの頭まで行列してましたよ。 ( ̄Д ̄;;
まずは今夏からお邪魔するようになって、既に15回目の記事となる「米花」。
お! 右下に見慣れない写真が。海外の雑誌で紹介されたみたいですね。
この日いただいたのは 海老と野菜の天丼。
どどーん!と乗った大振りの車海老はプリップリの食感で火の通り具合も絶妙。 (=゜∇゜)
身は甘みが強く、衣はふわっとした優しいタイプ。タレの味は上品でくどさがないのが私好み。
ゴボウと人参のかき揚げと、タマネギの天ぷらも想像を超える大きさで圧倒されます。
かき揚げもよかったけど、特に美味しかったのは自然の甘みたっぷりのタマネギでした。
一つ難点を挙げるとすれば、天ぷらが大きすぎて丼の中で食べにくいことかな。 (^▽^;)
小鉢もいつも通り美味。こちらで初めていただいたレバーの生姜煮が印象に残る味でした。
「米花」では毎回のように初めてのメニューが出てきて驚かされるなぁ。 (^^;
違う日にいただいた海鮮丼の写真も一枚。ブリの脂のノリが ( ゜Д゜) スゲー!
「米花」で天丼を食べた翌日は「高はし」にお邪魔。
おおっ!看板に今年はもう入荷がないと思ってた あんこう煮 の文字が!
入店し有無を確認するとまだあるとのこと。お茶が出された後に即注文です。
あと何かもう一品欲しいなぁと店内のメニューを見渡すと なめたかれい煮 の札が・・・。
というわけで食べたかった煮物をダブルで注文することに。
あんこう煮・3270円 と なめたかれい煮・3000円です。今回は定食にせず単品での注文。
ちょっと贅沢しすぎですが、どちらもいつでもあるメニューではありませんからね。 (^^;
湯気が立った熱々のあんこうとなめたかれいの登場にテンションが上がる私。 (*゜v゜*)
なめたかれい煮のシモを食べるのは初めて。大皿にかろうじて収まるほどの見事な大きさです。
肉厚な身もたっぷりと味わえるのが嬉しい。卵も結構な大きさでしたよ。
そしてシモの魅力はなんと言ってもエンガワ。
皮の下にあるプルプルネットリしたゼラチン質のとこが堪えられない美味しさなのです。
そのゼラチン質の部分の写真がある過去記事は こちら
2年ぶりに味わったあんこう煮も美味。
スープを冷ましながらいただくと、あんこうの様々な部位から出たダシが濃厚に感じられます。
おおっ! これはどっしりとした重厚な美味さ! (=゜∇゜)
先月食べた あんこう汁 に比べるとずっと複雑な味わいですね。味付けもより濃い目かな?
スープだけの味で言うならば、繊細で旨さがじんわりとやってくるあんこう汁の方が好みかも。
あんこう汁を食べた過去記事は こちら
丼の中には豆腐とアンキモの他に身や皮、腸などがごっそり。
これはあんこう汁では味わえないところ。 (^^;
部位ごとに食感と味わいが異なり、どこの部分だろう?と考えながら食べるのも楽しいですな。
念願のメニューを2つ同時に食べられて大満足でした。 (゚∀゚)b
全国的に名を馳せる名店「高はし」と、『知る人ぞ知る』といった穴場の名店「米花」。
スタイルは違えども、素材へのこだわりと、客に対する真摯な姿勢、常連を大切にする精神は共通。
今年の築地での下半期はこの2店に通い詰めだったなぁ。来年もお世話になります。
でも他の店にも行かないと。宿題メニューもたくさんあるし。(^▽^;)
さてさて、今年はこれにて失礼。来年の初更新は10日頃を予定しております。
皆様、よい年末年始をお過ごしください。 <(_ _)>