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10月最初の記事は、築地で最も長い行列が出来る「寿司大」です。
神崎さんの「週刊・築地紀行」の実食レポを読み、そそられた私は早速お邪魔。

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この日もお好みで注文することに。最初の1貫は気仙沼の鰹。
脂がのっているのは勿論のこと、身質が非常に締まっていて香りも素晴らしい。
強烈な先制パンチでした。

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2貫目はスミイカの新イカ。鮮度が良いのでパキパキッとした食感で強い甘みを持ちます。

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お次は小鯛。一般的に鯛の旬は春とされてますが
こちらの職人さんによると、小鯛が最も美味しいのは今頃かもしれないとか。
春の鯛とは身の厚みが全然違うそうです。この日はふんわりした皮が特に美味でした。

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そしてお目当てのカワハギをまずは握りで。半年振りの再会となるカワハギはやはり絶品!
なんといってもフレッシュな肝の旨さがたまりません。

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高級魚である赤ムツは、白身でありながらその脂のノリに驚かされる一品。
こちらも皮目の部分が特に美味いですな。 (=゜∇゜)

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貝はツブ貝を。コリコリした食感だけでなく
香りも美味さの重要な要素なのだとあらためて気づかされます。

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神崎さんが絶賛された カワハギの肝巻き も注文しました。
カワハギは握りでも美味ですが、つまみで食べると肝の旨さがより鮮明に感じられますね〜。
味はまろやかでクドさがなく、香りは力強いのにいやらしさがありません。
当り前の話ですが、こないだ家の近所のスーパーで買ったカワハギとは全然違います。(^^;

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値段はその日の仕入れによって若干異なりますが、だいたい千五、六百円とのこと。
気軽に頼める値段ではありませんが、カワハギ好きの方はきっと満足されると思います。

神崎さんが
『「大」に行ってこのメニューがあったら、絶対食べるべきですよ、皆の衆。』
と言われるのも納得の味でした。 (゚∀゚)b

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楽しみにしていた生いくらももちろん注文。秋の始まりを感じる一貫。
皮が柔らかくスーッと溶けるような食感で、豊かな旨味に圧倒されます。(*゜v゜*)
今秋は何回食べられるでしょうか?

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カワハギの肝も美味でしたが、アンキモだって負けていません。
この日のモノは今まで「寿司大」で食べた中でも1、2を争う旨さ!
脂が最高潮にのる冬よりも、ほどよくのった今の時期の方が美味しいかもしれません。

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あと鯖も食べたかったんですが、この日はモノがあまり良くないということで
やんわりと断られました。仕入れても使わなければ当然無駄になるわけですが
損をしても自信のないネタは出さない姿勢は素晴らしいですな。
職人としての 誇り を感じました。

鯖は次回以降のお楽しみということで、生いくらや新イカをもう一度注文してご馳走様。
握り10貫とつまみを食べて、5500円ほどでした。この内容なら決して高くはないですね。
寒さが厳しくなる前に、あと2回ぐらいはお邪魔したいなぁ。(^▽^;)