昼時に「松輪」の前を通ると、いつもの行列がありませんでした。
でもどうせ 『 売り切れ御免 』 の看板が出てるってオチなんでしょうね。
そう思って覗いたところ、まだ売り切れてないじゃないですか。
階段の下に3人ほど並んでいたものの、10分弱の待ち時間で入ることが出来ました。
注文はもちろんアジフライ定食! お昼のメニューはこれ一本なのです。
海鮮漬け小鉢は残念ながら売り切れておりました。
オーダーしてから待つこと10分少々で、 アジフライ定食 が運ばれてきました。
ご飯と味噌汁、豆腐、漬物が付いてきます。
主役のアジフライは中骨の唐揚げとともに。この中骨もサクサクして旨いんですよ。
アジフライは肉厚ですね〜。
ランチのアジフライをいただくのは二度目ですが、旬だけあって大きさが違います。
超マッチョのアジですね(笑)。
箸で持つと想像以上にズッシリと重いんですよ。
ワシャッ! とかぶりつくと
熱々の湯気とともに、美しく光り輝くアジの身が姿を見せます。
身は弾力があって、アジ本来の爽やかな香りが鮮やかに! 臭みなど微塵も感じさせません。
口に中にほとばしる旨味は、鮮烈でありながら繊細な味わい。
衣の厚さは必要最小限。紙に余分な油が逃げるので、油切れもいいですね。
完璧な計算の上に作られたアジフライだと実感させられます。
何もつけなくても美味しいアジフライですが
大根おろしとワサビを混ぜたものと食べるのがこちらの流儀。
アジフライの一枚は何もつけずに、もう一枚はおろしワサビでいただいたのでした。
魔神さんにオススメされたポン酢を試すのを忘れてた・・・。 (-o-;
築地にも「八千代」、「かとう」というアジフライの旨い店がありますが
素材、料理法、完成度において、私の中ではこちらが上だと思います。
そうそう、ここはご飯が大変美味しいのも忘れちゃいけない重要なポイント(爆)。
しかも無料でおかわり出来るのが嬉しい!
普段は行列必至ですが、旬のアジフライの旨さは待つだけの価値はありますよ。
魔神さんが7年前に行かれたときの記事は こちら
コメント
コメント一覧 (6)
最後に食べたのは、もう7年前になりますか(苦笑)。
写真もさることながら、文章も良いですね。
揚げの上手さ、油っぽさのなさ、そして何より、分厚くて質の良いアジの美味さが、簡潔に、的確に述べられています。
もうひとつのこの店最大の名物、松輪サバの旬は、来月末からですね。
今年あたりまた、食べに行きたいですね。
うっひゃ〜。これは美味そうなアジフライですね。こんなアジフライ、
何年も食べてないです。
懐かしさに一筆です。先日の「川勢」なんかと同じ感覚です。ごめんデス!
このお店は知りませんが、三浦半島の地魚料理の店なのですね。実は日本を
離れた年に、日本での最後の釣りに三浦半島の三崎港から釣り仲間とアジ/
イサキ狙いで出かけました。かれこれ25年くらい前のことです。私、早起きが
苦手なんですけど、釣行きのときだけ苦になりませんでした。
で、大漁でした。実はこの釣行きは南阿佐ヶ谷の杉並区役所の裏手にある
魚料理店の主催で行われました。大漁でした。東京勤めのオランダの友人も
2人参加してくれました。で、一晩寝かせて、翌日店で調理してくれました。
場所代に一人1000円と酒代のみ。釣に行ったのが土曜日。翌日は日曜日で、
店は定休日。
女将と調理師のご主人は釣には参加しませんでしたが、釣って来た魚の
調理に定休日にもかかわらず目一杯働いてくれました。美味しかった!
習志野さんの本日のブログ記事で、この釣行きと翌日のアジとイサキ料理を
鮮やかに思い出しました。ありがとうございました。^^。
コメントありがとうございます。
>写真もさることながら、文章も良いですね。
ありがとうございます。このアジフライは店の自信と誇りが表れたような
素晴らしい味でございました。
昼はアジフライ一本勝負という潔さも人気の理由なんでしょうね。
>もうひとつのこの店最大の名物、松輪サバの旬は、来月末からですね。
そうか、もうそんな季節ですね〜。
昨シーズン食べ損ねた松輪鯖、今度こそ食べたいものです。
コメントありがとうございます。
>これは美味そうなアジフライですね。
はい、これは絶品でした。私の生涯一のアジフライかもしれません。
>実は日本を離れた年に〜
>女将と調理師のご主人は釣には参加しませんでしたが、
>釣って来た魚の調理に定休日にもかかわらず目一杯働いてくれました。美味しかった!
うわ〜、それは素敵な思い出ですね。アジとイサキの美味しさに感動すると同時に
日本への名残惜しさも感じられたのではないでしょうか?
ブルさんのそのときの思いがよみがえるきっかけになって、私も嬉しいです。
アジのふっくらとした肉厚な身が、
衣に包まれながらも十分に写真から伝わってきます。
前回はさほど印象に残らなかったのですが、
写真を拝見するとまた試しに行ってみたくなりました。
・・・こんな時間に見るんじゃなかった(笑)。
コメントありがとうございます。
>アジのふっくらとした肉厚な身が、衣に包まれながらも十分に写真から伝わってきます。
>前回はさほど印象に残らなかったのですが〜
私もこちらのアジフライは昼と夜に一度ずついただいたきりだったのですが
今回のアジは素材がまるで違いました! これが旬ってやつなんでしょうね〜。
暑い上に今日もテレビで紹介されたらしく、明日から長い行列が出来ると思いますが
待って悔い無し!と思わせるほどの美味しさだと思いますよ。
そういう私は、運良く少ししか待ちませんでしたけど・・・。(^^;