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とある週末に用があって訪れたのは小岩。
昼時を過ぎた時間に食事に選んだのは、駅前にあるこちらでした。
「鼈(すっぽん)」は新橋にある人気店「月と鼈」の2号店だとか。

残念なことに、最近ラーメンを食べる機会がグンと減った私には
その新橋の店名も初耳なのでした・・・。

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店名の由来は、ハマってしまうと抜け出せなくなる 『 煮干しの魅力 』 と
一度噛み付いたら離れない 『 スッポンの習性 』 をかけているのだとか。

なるほどね〜!
ではとりあえず、その自信の煮干しを堪能できるメニューをいただいてみましょう。

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注文したのは 煮干そば・650円 と チャーシューごはん・280円。
威勢のいい掛け声とともに提供されました。

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スープの表面と丼にキラキラと輝くのが、自慢の煮干しですな。
早速スープを飲んでみると、煮干しは感じられるけど、思ったよりもマイルド。
苦味やクセがない、子供からお年寄りまで万人に受け容れられるタイプですね。

もっとこう、グイグイッ!と煮干しの濃厚な旨味や豊かな香りで
スッポンのように引っ張ってくれる味を期待していただけに、ちょっと残念。
でも良く言えばこの食べ手を選ばないスープが人気の理由なのかもしれません。

具のメンマは凡庸ですが、濃い目に味付けされたチャーシューは悪くないかな。

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麺は王子神谷の「伊藤」を思わせる パッツンx2 した細麺。

「伊藤」(記事は こちら)のような鮮烈な小麦の風味や
口の中で踊るようなしなやかさはないけれど、これ結構美味いなぁ。
というか最初から「伊藤」と比べることが間違っているような気がする。
でも煮干しを謳って同じような麺を使われると、どうしても比較してしまう・・・。

いや、むしろ王子まで行かなくても、小岩でこれだけのモノが食べられることを
喜ぼうと前向きに変換する私・・・!

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そんな私のやるせない気持ちを癒してくれたのが、このチャーシューごはん。
大きくカットされたチャーシューが、いい炊き加減のご飯に無造作に乗せられます。

刻みネギと海苔・・・、そしてチャーシューだれを絡めて食べると美味いのなんの!
結局最後に旨い米さえあれば満足する単純な人間なのだと
自分自身再確認した週末の昼でございました。