昨日17日は2011年より毎年2回、春秋の日曜に開催されている
『 東京グランメゾン チャリティカレー 』 に行ってきました。
庶民の私なんぞは滅多に足を踏み入れることのない高級フレンチの店が
豪華な食材を贅沢に使ったオリジナルカレーを
それぞれ1000円で提供してくれるという素敵なイベントです。
参加している3つのグランメゾンのうち、私が最初に訪れたのは
有楽町の「アピシウス」です。
イベント開始は11時。その一時間前に着いたのに、既に長い行列が出来てました。
オープンを少し早めてくれたおかげで、一時間少々の待ちで入店。
落ち着いた照明がいいですね。
「アピシウス」のカレーは 岩手短角牛のビーフカレー。
中華のラー油にも似たスパイシーなソースが別添えで出されます。
カレーを早速いただきますと、辛さ控え目でブイヨンの旨味がしっかりと。
王道とか正統派というか、時間をかけて真面目に作られた欧風カレーという印象。
ただ辛さや薫りが子供やお年寄りも意識したのか、優しく弱い仕様となっているため
全体的にぼんやりとして、味に引っ掛かりがない感じ・・・。
こだわりの岩手短角牛もやわらかく煮込んではあるのですが
牛肉自体の味に乏しく、正直期待ハズレ。
別添えのスパイシーソースを加えると、確かに単純に辛さは増すものの
欧風タイプのこのカレーには薫りも味もミスマッチ。
逆に味の構成がガタガタになってしまったような。
うーむ、のっけからちょっと躓いてしまいました。 (^^;
さて気を取り直して二軒目へ向かいます。
有楽町から京橋まで電車移動して、そこから数分歩くと
辿り着いたのは「シェ・イノ」。
こちらにもかなりの行列が出来ておりました。
ここからはツレも加わって、二人で一時間半ほど待ったかな。
正直一人だとこんなには待てませんね・・・。
店内は高い天井が開放感を演出。
私の席の後ろには、ぴかぴかのグラスが。
「シェ・イノ」のカレーは 福島伊達どりのキャラメリゼとスパイシーカレー。
パクチーの有無を選べまして、パクチー中毒の私はもちろん有りで!
伊達どりのボリュームの凄いこと! まずはカレーからいただきますと
どっしりしたコクのある旨味。そしてシャープなのに厚みのある辛さ。
そこへパクチーの薫りと食感も相まって、美味いのなんの!
こちらも真っ当な欧風カレーでありながら、大人も満足させる切れのある味わい。
おおっ!コレコレ。私が求めていたのはこの味ですよ。
キャラメリゼされた伊達どりがまた素晴らしかった!
脂の甘みだけでなく、鶏自体の味と薫りが濃厚。
カリカリの皮の部分がまたたまらない美味しさでしたよ。
二杯目のカレーだったのに、あまりに旨くて瞬時に食べ終えてしまいました。 (^^;
残念ながら胃袋と時間の関係で、三軒目の「レカン」には行けませんでした。
「銀座レカン」が用意していたのは 花巻市石黒さんのホロホロ鳥カツカレー とのこと。
きっとそちらも美味しかったのでしょうね。
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