随分と間が空いてしまいましたが、旅行記の続きを。
『ひがし茶屋街』でお茶した後、
少し移動して『 主計町茶屋街 』に。
こちらもまた趣きのある茶屋街。
料亭や茶屋が並んでおります。
ランチをこちらでいただきます。
「 御料理 貴船 」は金沢でも屈指の人気を誇る料亭。
手頃な値段でいただけるランチも大人気でして
ほぼ一年先まで予約が埋まっているのだとか・・・。
金沢に着く二日前にダメ元で電話をしたところ
たまたまキャンセルが出て、幸運にも予約できたのです。
一階の個室のテーブル席に案内されました。
お昼の料理は3000円と5000円の二つのコースがあり
今回は5000円の料理を選択。
※ 別途サービス料がかかります
おかめのお面を被せられて、
食前酒とともに先付が運ばれました。
甘海老やフォアグラのペースト、きんぴらのお稲荷。
ワカサギの南蛮漬けや助子、バイ貝。金柑など。
一つ一つがいちいち美味しい(笑)。
続いてこんな風流な演出で次の品が。
能登ふぐの刺身と、能登ふぐの柿の種揚げ。
このわたの茶碗蒸しの三品。
衣に柿の種を使った唐揚は、サクサクした食感がいい。
ふぐの身も甘くて美味。
白子と筍で挟んだ刺身もまた違った美味しさ!
まだ訪れない春を感じさせてくれます。
コリコリしたナマコが入った茶碗蒸しも
ふぐに引けを取らない存在感。
お造りです。
ガス海老にカサゴ、赤イカ、ブリ。
これをあん肝をといたポン酢で。
ガス海老だけが水っぽく、コンディションがいまいち。
しかしその他のネタは文句無し!
あん肝ポン酢はまろやかで、それでいて後味は爽やか。
これいいなぁ。
魚本来の味わいを楽しみたい人には不評かもしれませんが。
帆立とカリフラワーの揚げ出し。
カニが入った繊細で優しい味付けの餡にホッコリ・・・。
お次はコッテリしたグラタンが。白子のグラタンです。
白子のまろやかさが存分に楽しめます。
海老やツブ貝などがゴロゴロ入ってますよ。
思った以上に薄味で、終盤に食べても重くないのが嬉しい。
こちらで一番感動したのは、このブリ大根。
ブリの身はあえて入れず、つみれとお出汁だけで表現された
雑味を一切感じさせない澄んだ(?)旨味に圧倒されました。
またその絶品の出汁を吸った大根の美味いこと!
黒七味がいいアクセントに。
〆の御飯は牡蠣ごはん。
出来たてが食べられるように計算されて炊かれます。
牡蠣の香りが口一杯に広がり、牛蒡と生姜がいい仕事を。
ほんのり固めの炊き加減も実に私好み・・・。
香の物も隙無く美味い。
最後のデザートに柚子のグラニテと八朔のマリネ。
数々の美味しい料理を堪能し、熱くなった体を
スッとクールダウンさせてくれました。
この後、珈琲をいただいてランチは終了。
料理にも店の雰囲気にも、大変満足させていただきました。
金沢にまた行ける機会があれば、是非再訪したいです。
予約を取るのはかなり難しいでしょうけどね。 (^^;
コメント
コメント一覧 (2)
でも、机に向かう気力?は回復したと思って良いのでしょうか・・・。
北陸新幹線開通以来金沢人気は相当らしいですね。
テレビによると宿泊施設も慢性的に不足気味で福井に泊まることを覚悟せねばと言っていました。
そんな状況ですから、人気店舗の予約も難しいのでしょうね。
写真を綺麗に撮られているせいもあって、どの一品も逸品と言えるほど美味しそうですねぇ。
ジャンク食い者としては別世界です(´Д`。)
まだ本調子ではなさそうですが、暖かくなり始める季節が快復の後押しになりますように<(_ _)v
コメントありがとうございます。
腰痛の方はだいぶ良くなったのですが、まだ少し痛みがありまして。
写真の加工も一日数枚なら出来るようになりました。
>北陸新幹線開通以来金沢人気は〜
そうみたいですね!あと名古屋も宿が全然取れないと聞きます。
国内外からの観光客で地方経済が潤うのはいいことなので
宿や人気店の予約が取りにくいことぐらいは我慢しなければ(笑)。
>どの一品も逸品と言えるほど美味しそうですねぇ。
はい。どれも洗練された味で、大変気に入りました。
ちなみに隣室の方が次回の予約をしてましたが
一番早くて今年の12月でしたよ・・・。
>暖かくなり始める季節が快復の後押しになりますように<(_ _)v
ありがとうございます。
来週ぐらいからようやく暖かくなるみたいですね。
このまま春になってくれたらいいのですが。(^^;