金沢滞在二日目は
昼夜と続けて贅沢な食事となりました。
ここ「 乙女寿司 」も予約の取れない名店の一つ。
とある寿司通の方からオススメいただきまして
前もって予約をして訪れました。
カウンターにツレと二人で並んで座り、
つまみと握りのおまかせでお願いしました。
※値段はだいたい1万2000円前後?
店内は落ち着いた照明で、雰囲気はとてもいいですよ。
つまみは平目の刺身から。
ほどよく熟成され、薫りもあります。
続いて地のボタン海老。
甘みがギュッと詰まっていて、臭みなど皆無。
薫りを楽しめるバイ貝には酢橘がそえられて。
合わないことはないのですが
お互いの薫りがちょっとぶつかるかな。
個人的には塩で食べるのが一番好み。
ブリの背も刺身で登場。さっぱりとしてます。
熱々のフグ白子は、塩かポン酢で。
これはイイ!
クリーミーで濃厚な甘みにウットリ・・・。
つまみの最後を飾るのは、金沢の代表的な魚の一つ。
ノドグロの塩焼き。
皮目の脂が溶けて、甘みが口の中で弾けますよ。
こたえられませんな。
さて握りへ。
一貫目はこれも地のものでしょう。
甘海老。
皮はパッツンと張って、その身を口に入れるとネットリと・・・。
同時に甘みと一緒に爽やかな薫りがふくよかに!
これは素晴らしい・・・。
今まで私が食べた甘海老の中でもダントツに美味い!
立て続けに強烈な甘みに圧倒されました。
ブリトロです。
今冬は氷見の寒ブリ宣言は出ずじまいだったそうで。
美しく細工の入れられたアカイカ。
見た目の美しさだけでなく、カットすることで
甘みがグン!と引き出されます。
カニの身にはカニ味噌も乗せられて。
トロはちょっとスジが入ってましたが
食感は全く問題なく、赤身と脂のバランスが絶妙!
とてもいいマグロでした。
アジで口の中をリフレッシュさせた後・・・。
小振りでしたが甘みに奥行きのある〆サバで
またも脂の虜に・・・。
そして再び相まみえたノドグロの甘みにまたも陶酔・・・。
山盛りウニの軍艦巻きにも舌鼓。
小肌と平目(昆布〆め)は、他のネタに比べると凡庸。
でも全体を見ると、打率の高さはかなりのもの。
肉厚でもっちりした煮穴子。
コースの最後は鉄火巻と、海老しんじょうの味噌汁で。
名店と呼ばれる鮨屋のお椀にハズレ無し・・・!
追加の握りに金沢ならではのガス海老を。
身は小さいのに驚くほど甘みは強いんですよ。
これといい、甘海老といい、金沢の海老は恐るべし旨さですな。
昼夜連続でこんなに贅沢していいのだろうか・・・?
旅先なので、こんな日があってもいいですよね(笑)。
「乙女寿司」のすぐ近くには
「 金沢中央味食街 」なんていう味のある横丁が。
フラッと入りたくなる衝動をなんとか抑えて
宿に戻ったのでした。 (^^;
コメント
コメント一覧 (2)
コンディション良さそうですね、食べたいです。
>立て続けに強烈な甘みに圧倒されました。ブリトロです
見事なブリトロですね。
ものの良さが、写真を見ただけで分かります。
天然モノかどうかまでは分かりませんけど、氷見と言うなら間違えなく天然もの。
部位はハラスでしょうか?
>美しく細工の入れられたアカイカ
これ、冷凍物じゃないアカイカなら、もの凄く希少ですよ。
自分は冷凍物しか食べた事がありません。
包丁細工の美しい事・・・
>山盛りウニの軍艦巻きにも舌鼓
ムラサキウニでしょうか?
写真で見ると、粒が細かいですね。
このルックスだと、ミョウバン漬けじゃないでしょうね。
羨ましい。
>ガス海老
これまた写真から、もの凄くコンディションの良さが分かりますね。
地方の寿司屋は、鮮度だけで食わせるところも少なくないですが、
ちゃんとひと仕事している良い店ですね。人気も、頷けます。
コメントありがとうございます。
>ブリトロ
>部位はハラスでしょうか?
どうでしょう?
ブリトロでしたが、脂と赤身のバランスに優れた一貫でした!
このブリも生涯食べた中で五指に入る美味さでしたよ。
>冷凍物じゃないアカイカなら、もの凄く希少ですよ。
そうなんですか。
身はシャキッとして歯ざわりも良かったので、冷凍物ではないと思います。
>ムラサキウニでしょうか?
はい。サラッと溶けて、甘みにクセのないムラサキウニでした。
>ちゃんとひと仕事している良い店ですね。人気も、頷けます。
私も一度訪問しただけですが、大変気に入ってしまいました。
金沢の寿司はレベル高いですね〜。