習志野習志の食日記  ※休止中※

習志野市在住の私が、都内を中心とした食べ歩きの写真を公開する自己満足blogです。

カテゴリ: 寿司

01

1月も既に中旬に入りましたが
あけましておめでとうございます。

ブログ休止中ではありますが、新年の挨拶も兼ねて一つ更新を。

昨年12月下旬に「 鮨 はしもと 」へ行ってきました。
かつて馬喰横山にあった名店「都寿司」から独立し
新富町に店を構えて、はや一年・・・。

名店から受け継いだ味と
若き店主が新たに生み出した味が評判を呼び
今では中々予約の取れない店となりました。

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今回もつまみと握りのコース・14000円(税込)で。

いただいたつまみ8品、握り10貫の中から
特に印象に残ったものを
いくつか紹介させていただきます。

つまみは 海老芋のきぬかつぎ から。

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刺身の一品目は カワハギ。
都合により11月の「鮨はしもと」の会には参加できなかったので
是非とも食べたかったのですよ。

和歌山の養殖物とのこと。
ほどよく寝かせてあり、ネットリとしてます。

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贅沢にも肝醤油でいただきます。
肝のコクが感じられて美味い!

師匠が「都寿司」で出していたものに比べると
かなり緩めに仕上げてあって、肝の風味は穏やか。
なので刺身をもっと薄く切った方が
味のバランスが取れると思いますが
そうすると刺身自体の美味しさを損なうので、難しいところ。

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肝醤油を緩めに作ってあるのは、次のお楽しみの為でしょう。

カワハギの刺身を食べ終えた後はシャリを入れて
その上に 舞鶴のシロイカ を乗せ、ゴマをパラリと。

ちょいと混ぜていただくと、これもまた美味!
シロイカをカワハギ色に染める感じ(笑)。

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肝がよい仕事をしてくれたのはこちらも同様。
蝦夷アワビの酒蒸し です。

じっくりと蒸されてやわらかくなっていたけれど
個人的にはサックリと噛み切れるぐらいの弾力がある方が好み。

滑らかな舌触りの肝ソースも、肝自体の主張は控え目で
ちょっと甘みが強め。
ふむ! これがはしもと流か・・・。

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肝ソースのつまみが続いたので
赤貝のひもとカブの酢の物 で口の中をリセット。

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さっぱりさせた後は 白子の茶碗蒸し で再びコッテリと。

今冬は寒くなるのが遅かったので
白子が楽しめる時期が、例年より延びるかもしれませんね。

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さて握りに移ります。
まずは石川は 七尾湾の小肌。

修行先の「都寿司」でも握りの最初の一貫は小肌。
面白いことにこの一貫目で
その日の鮨の出来が、だいたい予測できるんですよ。

小肌の脂のノリ、〆具合、シャリの状態はどれも私好み。
今回も当たりのようです。

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寒くなるにつれて旨くなる魚は多いですが
本マグロも脂が乗ってきますね。

戸井産本マグロの背トロ です。

スジを全く舌に感じさせない部位で
ほどよく脂が乗り、赤身の味わいもしっかりと。
文句のつけようがない美味しさでした!

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私にとって、本マグロ以上の好物である鯖も。
宮城産の鯖 とのこと。

これも脂のノリ、〆具合など申し分無し!
脂の中に酢がピシッ!と通って、後味を引き締めます。

鯖というと「寿司大」の朝〆鯖も
築地が移転する前に一度でいいから食べたいところ。

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握りの最後の写真は、追加で頼んだ 鹿島の煮ハマ。

こちらではハマグリそのものの味を際立たせるために
煮ツメではなく、煮切りをサッと塗って出されます。

ハマグリとダシの旨味が口一杯にあふれ
心地よく噛み切れるのが、なんともたまらない・・・。

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デザート代わりの 玉子 で〆ます。
上質なスフレなような食感と、その甘みにウットリ・・・。

2015年、最後にいただいた鮨にも満足させていただきました。

昨年11月以降、ブログのネタになるような食事は控えているのですが
「鮨はしもと」には隔月ペースで伺いたいと思っております。
勿論、予約が取れたらの話ですが。 (^^;

ではまた!

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先月上旬、二ヶ月ぶりに「 鮨 はしもと 」に再訪を。
記事にするのをすっかり忘れておりました・・・。
ご一緒してくれた方々は、とっくに記事をあげられてます。 (^^;

そうさんの記事は こちら  65さんの記事は こちら

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ひと月半も経ってしまうと魚の旬も変わり、今さら感が強いので
つまみと握りから特に印象に残ったものを少しだけご紹介。

おまかせ・14000円(税込み)のスタートは 銀杏 から。

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毎回最初に出される刺身。今回は 利尻の朝〆の平目。

同じ朝〆では以前いただいたマコガレイも美味でしたが
こちらもよく出来てます。
半日寝かせただけとは思えないほど旨味があります。

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ブリの漬け は赤身とトロを食べ比べ。

赤身はブリ自体の味が濃く、炙られたトロには香ばしさが。

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秋の味覚の代名詞。 秋刀魚の炙り には肝味噌を乗せて。
ワタの甘みが身の脂と合わさって、なんともまろやか。

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同じく肝を使った 姫サザエのとも和え。
秋刀魚に比べると風味は穏やかですが、繊細なこちらもまた美味。

脇にそえられた すじこの味噌漬け の濃厚な甘みが対照的です。

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握りは三貫ご紹介。まずは 淡路の鯖 から。
この時期にしては中々の脂のノリ。

秋から冬にかけて、鯖は毎日食べたいくらいの好物。
今頃はさらに美味しくなっているんでしょうね・・・。

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この日の握りで一番美味しかったのが ホッキ貝。

ワタの部分に半分だけ火を通して臭みをとるのだとか。
師匠直伝の技が光る一貫。薫りが際立っておりました。

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最後の写真は印象に残ったというか
無理矢理印象に残させた(?)一品。

コースの〆の穴子を二貫分お願いし
ウニ用の小さな小鉢に丼っぽく乗せていただいたもの。
寄って撮った写真なので
実物はそんなに大きくはないんですよ(笑)。

ふんわり穴子を口いっぱいに頬張る幸せ・・・。
その場の思いつきでお願いしてみましたが、大正解でした。

「鮨 はしもと」には今後も定期的にお邪魔する予定ですが
予約が埋まるのがどんどん早くなっているのが心配。
貸切予約できるのも、あと二、三回かもしれないなぁ。

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先々週、「フルータス」の記事を書きましたが
その日ランチを食べに来ていたのは、こちらでした。

以前から一度お邪魔したいと思っていた
おけいすし 」です。神宮前にあります。

夜は一万円以上かかる高級店ですが
昼なら2900円で食べることが出来るのです。

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カウンター十五席のこぢんまりとした店。

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私達が入ってまもなく先客が居なくなり、貸切状態に。

初めての店でツレと私が緊張しているのを察したのか
握り手の方が色々と面白い話をしてくれました。

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ランチ・2900円 は
蛤汁とキャベツのサラダから始まりました。

冷えた蛤のスープの滋味深い旨さが、胃にしみ渡ります。

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最初に出された小皿には
いくらとわさび漬けを和えたものが。

ピリッとした爽やかな辛さが心地よい。

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握りは本マグロの赤身のヅケから。

マグロの味が濃く、漬かり具合もよいヅケでした。

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二貫目は旬の鰯。
舌ざわりを滑らかにするためか、身を包丁で軽く叩いてあります。
脂のノリは上々。

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海老は少々硬さが気になりました。

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煮蛤はふっくらと仕上がり、旨味も十分。

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名物の鯛ミンチと鮑の肝の握りは半分に切られ、ツレと半貫ずつ。

鯛ミンチは甘めの味付けで、鯛の旨味が凝縮されてます。
鮑肝は鮑の風味が濃厚で、クセになる味わい。

どちらも美味しくて面白い味です。
きっと大変な手間がかかっているんでしょうね。

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蒸しウニは食感が好みではなかったかな。
ミョウバンの味も強めなのが残念。

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終盤の巻物にはネギトロが。
マグロはいいものを使ってくれますね。

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ほどよく熟成された平目とお椀で最後となりました。

コースをいただいてみての感想としては
唸るほど旨いネタこそありませんが
マグロのヅケや煮ハマなど老舗の技が光るネタや
鯛ミンチや鮑肝のような独創性のある握りも楽しめて
中々の満足度となりました。

駅から遠いのが少し難点ですが
良心的な値段で名店の味を試せるのは嬉しいですね。

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5月、6月に続き、8月上旬にも「 鮨 はしもと 」へ。
今回も8名での貸し切りです。

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いつも通り つまみと握りのおまかせ・14000円(税込) を注文。
まずは 枝豆 からスタート。

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最初の刺身は 山口県萩の甘鯛。
ほどよく熟成されて、身はやわらかく旨味と薫りも十分。
のっけからかましてきますね(笑)。

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続いて 気仙沼の鰹。
ワラで燻された薫りと、甘い脂の組み合わせがたまらない。
そえられたカラシが後味を引き締めます。

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ツレが頼んだ日本酒を、私も唇を湿らせる程度に・・・。
スッキリして飲みやすいお酒でした。

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次に出されたつまみを見て、おおっ!と思わず声が。
「都寿司」での私の大好物の一つである鯖巻の鰯ver.が。

ガリ、あさつき、たくあんと一緒に巻いた 鰯巻。
鰯は釧路産。
鯖と鰯の脂の違いこそありますが、これまた絶品。
食感も実に楽しく、ついニヤけてしまいます。

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これも驚かされた一品の一つ。
島根の宍道湖の天然鰻の塩焼き。

六日寝かせた天然鰻は、旨味が凝縮されたような味わいで
脂がのっているのに、後味がサラリとして、気品さえ感じさせます。
ここまで素材がいいと、どんな老舗の名店のタレも必要ありませんね。

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高知の仁淀川の鮎。
身を丸ごと叩き、卵黄と味噌、胡麻で仕上げ。

これも「都寿司」の海老味噌の鮎ver.といったところ。
どちらにも共通しているのは、ただただ美味いということ。

ほのかに苦味のあるワタの風味が素晴らしい・・・。
皆さん、名残惜しそうに召し上がってらっしゃいました。

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つまみの最後の焼物。
今回は 東京湾竹岡の太刀魚の塩焼き。

あっさりした上品さの中に力強い旨味!

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アーティスティックにカットされたガリが出てきて、握りへと・・・。

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一貫目は待ち望んでいた 新子。
佐賀産の新子で三枚付け。

身はふわっとやわらかく、新子ならではの淡く繊細な旨味。
今年もようやく新子をいただくことが出来ましたよ。

これを食べられたので、もう帰ってもいいです。
・・・すみません、嘘です。

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こちらへの訪問ももう三度目になりますので
過去二回に登場したネタはいくつか省略し
特に印象に残ったものを紹介していきます。

真鯛を挟んで出されたのは、 明石のツバス(ブリの幼魚)。
あっさりした脂で、軽い味わい。
続いて本マグロの赤身。

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そして前回もいただいた 島根県浜田の真鯵 が。
ところがコレが前回(記事は こちら)とは別物。

肉厚であまり握りには適さない大ぶりの鯵だそうですが
ふくよかな薫りといい、どっしりした旨味といい
これまでに食べたことのない満足度!

この日の握りの一番を上げるなら、コレでしょう。

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前回もいただいた小トロを挟み
ほどよく脂ののった 秋刀魚 が登場。

コレもよかった。
これからもっと脂がのってきますが、そうなると
鮨には使いづらくなるそうで。

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秋刀魚の後は車海老、壱岐の赤ウニと続きまして
追加注文したのは 金目鯛の炙り。

皮に覆い尽くされた一番美味しいところを握りに。
ちょっとカラシを多目に乗せていただきました。

下手すれば水っぽくなってしまう金目鯛。
余計な水分を取り、寝かせることでより深い味わいに。

口に入れると、一瞬でとろける脂の甘さに感動!
金目鯛といえば師匠の得意の握りでもありますが
全く引けをとらない美味さでした。

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〆の一貫は今回も勿論 穴子。
前回とは違い、皮を下にして握っていただきました。

個人的にはその方が見た目的に美しいし
最初に皮が歯に当らないので、食感的にも好みなんです。

握りの後にはいつもの玉子焼としじみ汁をいただいて
ご馳走様。
三度目の訪問でしたが
回を重ねるごとに美味しくなってると確信しています。
次回がとても楽しみです。

今回ご一緒してくれたそうさんの記事は こちら
65さんの記事は こちら

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先月下旬、「 都寿司 」に五ヵ月ぶりの訪問を。
土日はランチ営業もされているので
半年前に予約をとって、初めてお昼にうかがってみました。

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ランチも夜と同じく、つまみと握りのコース・15000円(税抜)が基本。
ツレと並んで座り、いつも通りコースでお願いしました。

お茶とともに出されたのは、枝豆。
出す直前に茹で上げられるので、中がほんのり温かいのです。

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最初の刺身は 北海道様似のつぶ貝 から。
包丁が見事に入って、独特の食感を際立たせます。
塩だけでいただくのが一番かな。

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続いて 北海道羽幌のシマ海老。
ねっとりとして、コクのある甘み。

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気仙沼の鰹のヅケ。
あさつきと生姜の風味が感じられ、脂の旨味だけでなく
高貴な味わいに昇華させています。

これは初めていただきましたが、素晴らしい。

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お馴染みの たいら貝の西京漬け。
たいら貝の歯ざわりの良さを引き出すカットで。

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お初の ばちこ と、お馴染みの シマ海老の頭のミソ。

ばちことはナマコの卵巣を干したものなんですが
こちらのは水分を含んでやわらかく、官能的な舌触り・・・。
香ばしい海老ミソも反則的に旨いなぁ。

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私にとって、「都寿司」での最後のつまみは
大好物の のどぐろの塩焼き でした。

・・・そう、実は今回が最後になるのですよ。

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ガリが用意されて、握りに入ります!

馬喰横山にある「日本橋橘町 都寿司」は
今年9月をもって閉店し
日本橋蛎殻町に移転されるのです。
屋号も変更されるということで、
「日本橋橘町 都寿司」があるのもあと二ヵ月。

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もちろん、その残されたわずかな期間は既に予約で埋まっているので
私が「都寿司」で食べられるのは、今回が最後なのです(涙。

一貫目は 小肌 から。
毎年この時期には新子を出しているのですが、冷夏が続いた影響か
今年は7月下旬になってもご主人のお眼鏡にかなう新子がないそうで。

うぐぐ・・・。
夏の 新子初め は、こちらで迎えたかった。

しかし小肌も絶品だなぁ。
ピシッ!と酢が馴染んで、身がふわっとやわらかく
ほどよい脂のノリと歯応え。

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二貫目は皮目に脂がのった 真鯛。
この時期なのに旨味十分ですね。

思えば三年前の7月、
歌って踊れるグルメな司会者にして
人気ブロガーのまいたーんさんに
ここに誘っていただき、一夜で虜となってしまったのです。

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あまりの美味しさに、その場で8月&9月の予約を入れてしまったのは
恥ずかしくもいい思い出(笑)。
半年以降の予約ですら、取れるかわからない今となっては
考えられないほど贅沢な話ですな・・・。

ワタの部分に少しだけ火を入れて、臭みを消した とり貝。
「都寿司」、「鮨はしもと」で初めての客を必ず驚かせる一貫。

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「都寿司」の中でも小肌と 春子鯛 は特別なんですよ。
どちらも〆加減、塩梅が絶妙で
完璧なバランスだと強く感じさせるのです。

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戸井の本マグロの中トロ。
これもまた赤身と脂のバランスが完璧な一貫!

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鯵 は「都寿司」の握りの定番の一つ。
ただ脂のノリがいいだけでなく、身質がしっかりしてるんです。

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最初の訪問から最後の訪問まで、毎回魅了されたのが 車海老。

技術を受け継いだ「鮨 はしもと」でも
この旨さの域には達していないと、私の周りの人達は言います。
・・・正直、私にはその違いがよく判らないのですが(爆)。

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金目鯛 の脂に、ワサビでは負けてしまうので
カラシを乗せて後味を爽やかに。

香ばしく炙られた皮目の脂の甘みがたまらない!

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唐津の赤ウニ。
濃厚な甘みがのどを通った後に、余韻が長く残ります。

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とろとろの 煮穴子 で
私の「都寿司」の握りは、終焉を迎えたのでした。

21 22

最後の 玉子焼 と あさりの味噌汁 の味を
私は一生忘れないでしょう。

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このカウンターに座ることが、もうないと思うと
なんとも切ない・・・。

日本橋蛎殻町の新店は、11月頃を予定されてるそうです。
私も出来るだけ早く伺いたいですが、
既に来年の2月までは予約が埋まっているとのこと。

私がお邪魔できるのは、次の夏かもしれません。

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先月下旬、「 鮨 はしもと 」に再訪してきました。
ちょうどこの日から、夏向けに白い暖簾に変更されたとか。

5月下旬に初訪問した際の記事は こちらこちら

02 03

L字型のカウンターに全8席だけのこぢんまりとした店。
今回は築地を愛する仲間達を集め、席を占領してしまいました。

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まずは涼しげな じゅんさいともずく からスタート。
どちらもいいものを使っておられます。

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刺身は前回と同じく 朝〆のマコガレイ から。
塩釜産とのこと。旨味が強く、絶妙な食感。

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続いて 千葉県大原のアワビ。
塩と酒で3時間蒸されたアワビは、旨味が十分引き出されています。

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気仙沼の天然ホタテの磯辺焼き。
口に入れると、繊維がホロホロと心地よくほどけます。
パリッとした海苔の食感、風味も格別。

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面白かったのがこの メカジキのロースト。
豪州産のメカジキを低温調理。
ワラで燻製されて、薫りも実にイイ!
甘い脂がとろけて、カラシがピリッと後味をしめます。

これは特にお酒に合う様で(笑)。

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毛蟹の茶碗蒸し には隠し味にブルーチーズが。
カニ味噌とチーズが意外な相性の良さ。
斬新で遊び心を感じる一品。

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つまみの最後の焼物。今回は えぼ鯛の塩焼き。
三日も干されて、旨味が最大限に。

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さぁ、握りに移ります。

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一貫目は 小肌 から。脂がのってきましたね。
そろそろ始まる新子が楽しみ・・・。

羽釜で炊かれたシャリは、前回よりもネタとの馴染みがいいような。

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細工も美しい 春子鯛。
食べてしまうのが惜しくなります(笑)。

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5月は大目マスをいただきましたが
6月は 岩手の本鱒 が出されました。

脂のノリが増してます。香ばしい皮がたまらない旨さ!

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白身は 愛媛県八幡浜のイサキ。
塩で五日間熟成され、旨味と薫りが濃厚に。

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薫りはこちらも素晴らしかった。
京都舞鶴のとり貝。
ワタに軽く火を通すのが「都寿司」直伝の技。

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口に入れると脂がサラリととけたのはマグロ。
佐渡の小トロ。
背びれの下の部位でやわらかい身質が魅力。

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脂と薫りのバランスのよい鯵。
島根県浜田の真鯵。

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茹で上げの 車海老 はコースに欠かせない一貫。

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ウニは前回と同じく二種を食べ比べ。
左が 青森のムラサキウニ。 右は 壱岐の赤ウニ。
スッキリしたムラサキと、コクの強い赤ウニ。
どっちも甲乙つけ難い美味しさ。

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コースの最後の穴子の前に、二貫追加注文。
これは 舞鶴の鰯。
酢でしっかり〆られて、さっぱりと仕上げてあります。

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ルビー色に輝く 赤身のヅケ。
漬かり具合がちょうど良く、赤身の味わいが生きてます。

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ついにコースの最後の一貫、穴子を迎えてしまいました。
・・・せつない(笑)。
とろとろの穴子は対馬産でした。

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珠玉の握り達の後は
玉子焼 と しじみの味噌汁 が華麗に締めくくりを。

前回同様に、今回も満足させていただきました。
8月上旬にも予約を入れて、この夜は解散となりました。

ご一緒してくれた そうさんの記事は こちら
猫村さんの記事は こちら
お二人に比べて、うちの更新は随分遅くなってしまいましたね。
反省せねば・・・! (^^;

01

新富町の「 鮨 はしもと 」の後編です。

02

修行先の「都寿司」同様に、器にもこだわりが。

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ガリはちょっと甘めで、食べやすいタイプ。
ついつい食べ過ぎてしまいます。

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握りの一貫目は 天草(熊本)の小肌。
旬には早いですが、脂のノリはまずまずで、よい〆加減。

羽釜で炊かれたシャリは、ピシッ!と米粒が立ってます。
赤酢の利かせ方も私好み。

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続いて 勝山(千葉)の真鯛。
旬だけあって、いい具合に脂が。
熟成もされて、旨味がより増してます。

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先ほどの鯛はツレの分。
私に出されたのは、皮がたっぷり付いた部分でした。

ご主人が
『 見た目はよくないですが、一番美味しいところです。 』
と一言。

皮好きの私にとっては
見た目もこれ以上ないほどに、美しく見えたのでした。

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神津島の黒むつ です。
熟成されて、旨味とともに薫りがグッと豊かになってます。

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つまみでもいただいた 大目マス を握りでも。
ワラで炙ることで、燻したような薫りが付きます。
ネタとシャリの間には、カラシとワサビの両方が。
個人的には、カラシだけの方が好きかもしれない。

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佐渡の中トロ です。定置網でとれた本マグロ。
脂が軽く赤身の味わいが強めなので、何貫でも食べられそう。

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鹿児島の鯵 は爽やかな薫りの中に、ふくよかな旨味が。

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大好物の 九十九里(千葉)の煮蛤。
心地よい弾力で、噛み締めると弾けるように旨味が。
甘みを抑えた繊細な味付けで、蛤自体の甘さを引き出してます。

コレは特に素晴らしかった一貫。

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鹿児島の車海老。
茹で上がりの海老を冷水で〆て、中はほんのり温かい。
頭のミソと身の甘み、薫りを損なうことのない仕事がされてます。

尻尾を落として出すのが、はしもと流。
希望すれば、尻尾を残して出すことも勿論可能です。

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ウニ はムラサキとバフンの二種を贅沢に食べ比べ。
淡い甘みのムラサキから先に食べるのをオススメします。

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香ばしく炙られた 煮穴子 で握りは〆となりました。

15

デザート代わりの 玉子焼。
しっとりとした滑らかな食感がたまらない。

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最後のお椀も「都寿司」と同じく
ほんの少し味噌をきかせてありますが
こちらはシジミの味噌汁でした。

つまみから握り、最後の玉子やお椀までどれも美味しく
修行先と比べても遜色の無い満足度を得られました。
同行された方々もとても気に入っていただけたようで
早速次回の予約を。
私も今後は頻繁に通わせていただこうと思います。

ご一緒してくださったそうさんの記事は こちら
湯霜にした赤身を追加注文されてまして
それが実に美味しそう・・・。

01

馬喰横山にある「 都寿司 」出身の方が
新富町に「 鮨 はしもと 」を開いたのは、昨年12月のこと。

とある店での会食中、そのことを話題にすると
一緒に行きたいと言って下さる方がおられまして
5月下旬に総勢6名で訪問してきました。

最寄り駅は新富町駅ですが、八丁堀駅からも徒歩数分です。

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清潔感あふれる店内に入ると、白木の薫りがお出迎え。
カウンター8席のみの小さな店です。

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ゆったりと座れる居心地の良い椅子も気に入りました。

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こちらの基本は つまみと握りのコース・13000円(税込14000円)。
今回は全員それをお願いしました。

お茶と同時に出されたのは、立派な 空豆。

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まだ若きご主人とお弟子さんの二人体制。
開店から半年たっていないにも関わらず、阿吽の呼吸で仕事を。
その仕事を間近で見られるのが、実に楽しい。

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つまみの一品目は 朝〆のマコガレイ から。
半日しか熟成させていないのに、十分な旨味と薫り。

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続けて 愛知のとり貝、野付(北海道)のアオヤギ、小柱。

ワタの部分に少しだけ火を通して、巧みに臭みを消したとり貝。
「都寿司」の技法が見事に受け継がれています。

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これまた「都寿司」と同じ仕事がされた 塩茹での真蛸。
佐島産のタコは薫りが違いますね。
想像以上のやわらかさに驚かされます。

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お次は本来、アンキモの予定だったのですが
以前「都寿司」で出されたアンキモが苦手だったので
違うものをお願いしたら、出されたのがこちら。

青森の大目マス。
皮目を炙った薫りがなんとも言えません。
ちょこんと乗ったカラシが、後味をキリッとしめます。

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そしてこちらが本来出す予定だった アンキモ。
ツレのを少し貰いましたが、ネットリとした食感で脂にコクがあります。

「都寿司」の時に感じた強烈な甘さが無いので、気に入りました。
次回からは私もコースに入れてもらおう・・・。

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見た目も美しい 桜海老の茶碗蒸し。
フルフルの玉子にサクサクの桜海老。
食感のコントラストがいいですね。

13

つまみの最後はこちらでも焼物。
マナガツオの塩焼き でした。
ほわっほわで、高貴な薫りとほどよい脂のノリがたまらない一品。
これもまた皮目の旨さが光りました。

この後は握りに入ります。
写真の枚数が多くなりましたので、そちらは次回の更新で。

01

1月に続いて2月にも「 都寿司 」に伺う事が出来ました。

1月の記事は こちら

02

前回同様になまこ酢の後に出されたのは
佐島のタコ と 愛知のミルガイ。

タコは弾力があるのにやわらかく、簡単に噛み切れます。
噛むごとに旨味と薫りが口いっぱいに!

ミルガイは塩で〆られることで、甘みが引き出されてます。

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刺身は他にも カワハギ が。
11月と1月にもいただきましたが、これは毎月食べても飽きない美味しさ!

04

肝醤油で食べると、まったりとした旨味がたまらないですね。
心までとろけます(笑)。

05

ツマミで他に印象に残ったのは 牡蠣の味噌漬け。
牡蠣の旨味が味噌に漬けることで何倍にもふくらみ
コクのある甘みが味に奥行きを・・・。

飲める人ならこれだけで一合あけてしまいそう。

06

ツマミの最後は毎回焼き物でして。今回は太刀魚。
11月のえぼ鯛、1月のノドグロも美味かったけど
これが一番私の好みかも。

脂がのっているのに、後味が爽やかなんですよ。

07

握りは11月と1月にいただいたものと、さほど変わりないので簡素に二貫紹介。
まだ旬には少し早いけど、やけに美味しかった 春子鯛。

「都寿司」の定番の握りの一つですが、これと小肌は外せません。
シンプルに見えて、大変な手間がかかっているんでしょうね。

08

お次は カンヌキ。
サヨリの大きくなったものですが、決して大味ではないんですよ。

サヨリに比べ、力強い旨味が魅力。
こちらも春を先取りしたネタといえますね。
でも個人的には繊細な味わいのサヨリの方が好みかな(笑)。

09

〆のお椀は大好きなのですが、最後を告げる一品でもあるので
哀しいお椀でもあるのです・・・。

たて続きに来ることが出来た「都寿司」ですが
次に行けるのは夏になりそう。
春は他を何軒か回って、お気に入りの店を探してみようかな。

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1月中旬、冬の味覚を楽しもうと「 都寿司 」へ。

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年明けの挨拶を済ませた後、ツレと並んで座り
今回も ツマミと握りのコース・16200円 を。

お通しはコリコリした なまこ酢。
下手な店で食べると臭みやヌメリが残ってますが
こちらでは丁寧な仕事がなされ、完璧な仕上がりに。

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刺身はともに北海道のもの。
様似産のツブ貝 と 野付産の天然ホタテ。

色合いが微妙に異なるのがお分かりいただけるでしょうか?

ツブ貝は薫り豊かで、ホタテは天然ならではの主張の強い味。
私もこういうワイルドな漢(オトコ)になりたいものです。

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続いて前回(記事は こちら)もいただいた タラの白子 を今回は焼きで。
白子が熱されることで旨味が増し、よりまろやかに。

でも私は白子はサッと煮て、ポン酢で食べるのが一番好みかな。

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同じく前回もいただいた 〆鯖巻。今回は石巻産の鯖。
秋にいただいた鯖よりも脂がのってました。

他にカワハギの刺身(肝醤油)、コノワタの茶碗蒸しもいただき・・・。

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焼物はお久しぶりの ノドグロの塩焼き。
今冬初のノドグロは、こちらでいただくことが出来ました。

これでもか!というほどに脂がのってます。幸せ!

「寿司大」のノドグロも食べたいけれど
今の3時間待ちが当り前の状況では無理な話・・・。

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さて握りに移ります。
定番の小肌に始まり、真鯛、鰆など前回と変わらず美味。

そして楽しみにしていた ブリ はヅケでの登場。
薄切りのブリを炙った後にヅケにすることで
香ばしさが生まれ、甘い脂が舌によく馴染む感じ。

独特のスタイルですね。これ美味いなぁ・・・。

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中トロ、サヨリを挟んで
築地に通っている舌の肥えた友人達をも唸らせた 車海老。
こちらの外せない定番の一つ。

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面白かったのはこの手巻の 鉄火巻。
ご主人がまかないで食べたものがあまりにも旨かったらしく
今回めでたくコース入り。

漫画 『 美味しんぼ 』 をこよなく愛す友人がこれを見たら
『 ちゃんと寿司巻きを使って巻いてもらいたい。 』 なんて言いそう(笑)。
でも手巻にも細巻にも、それぞれ違った魅力があるんですよね。

マグロの質の良さは言うまでもなく。
シャリを優しく包む海苔は、パリッとした食感の良さが際立ってました。

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握りは他に定番のウニと穴子をいただき、〆はアサリの味噌汁と玉子焼。

焼いた後に一晩寝かせることによって、味を落ち着かせた玉子焼。
しっとりした滑らかな舌触りがとても好きです。

冬の「都寿司」にも満足させていただきました。

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